もじさんぽ

絵本の読み聞かせと育児を楽しむ日記

いないいないばぁは赤ちゃんの脳の発達に絶大な効果

赤ちゃんに対して、あらゆる国でどの世代でも行われている遊び、「いないいないばぁ」。実は赤ちゃんの脳に対してものすごく刺激を与えているという話を耳にしましたので、今回も自分なりに調べてみました。

親戚の人が赤ちゃんを連れてきたり、友達の赤ちゃんに会いに行った時に、必ずと言っていいほど、いないいないばあで遊ぶ人がいます。大人側から見れば、いないいないばあをすることで赤ちゃんが笑ってくれるので、それを見るのが楽しい、あるいは可愛いという理由で行われますね。何回やっても飽きずに笑ってくれるので、こちらも飽きずに結構な時間やってしまうこともあります。

実はこのいないいないばあが脳の発達にめちゃくちゃいいらしいです。

生後6ヶ月〜9ヶ月までは、いないいないばぁの本来の効果はない

生後6ヶ月〜9ヶ月を過ぎるまでは、赤ちゃんは短期記憶がまだまだ弱く、数秒前の出来事でも覚えることができていません。なのでこの頃は、いないいないばぁをしても手で顔を隠したとしても、手の奥に相手の顔があることを覚えていないので、すぐに興味を失ってしまうそうです。

また、生後間もない頃はまだ目もあまり見えておらず、世界がどのような姿をしているかもよくわかっていません。なので、目も短期記憶も未熟な頃は、視覚、聴覚、触覚など、五感を直接シンプルに刺激する遊びをして、いろんな感覚を脳に教えてあげることの方が重要のようです。

そう考えると、生まれてすぐに四つ足で立って親についていく馬とか他の動物たちは本当にすごいですね。

短期記憶が少し出来てからが本領発揮

「いないいないばぁ」は短期記憶が発達し、数秒前の出来事をわかるようになり、かつ視力も近くのものを認識できるまでに成長してからが本番です。

手で顔を覆うことによって、赤ちゃんの目線では、今までいた相手が突然消えたかのように見え、手を離して顔をみせる動作で、突然現れた可能に見えるそうです。そのうち、手で顔を隠してもその後ろにまだ相手がいることを覚え、手を離して顔が現れることで「あ、やっぱり」と自分の期待があっていたことに対して笑うそうです。なんか、漫才で期待したオチを待っている大人と似ていますね。期待した通りにオチると気持ち良い感覚が残りますが、そんな感じなんでしょうかね。

そうやって、目の前の人物の「いる・いない」を認識する動作を行うことで、脳の短期記憶の部分が十分に刺激されて、どんどん短期記憶が強くなってくるそうです。短期記憶が強くなっていけば、次第に言語を覚えられるようになったり、考えられるようになったりしてきます。

いないいないばぁのバリエーションを増やしてみる

一つだけをやっていると、大人側もだんだん飽きてきてしまうので、バリエーションを増やしていきます。また、それは赤ちゃんにとってもいろんな刺激になるので、いいことです。

  • 手ではなくて、布などで顔を覆ってみる。(そのうち、赤ちゃんに布を取らせる)
  • ぬいぐるみでもやってみる
  • 焦らしたり、早めたりしてみる

これ以外にも、状況に応じて、例えばもっと遠くのものが見えるようになったら体全体を隠すような遊びでもいいかもしれません。

赤ちゃんにとっては、なんどやっても脳への刺激になるので、たくさんやってあげるといいと思います。

ちなみに

英語圏では「いないいないばぁ」のことを「peek a boo (ピーカブー)」というらしいです。海外でもいないいないばぁの研究はされていて、脳の発達に非常に有効な遊びとして広く知れ渡っています。

生まれてから少なくとも半年以上はこれで遊べないですが、今から楽しみにしています。