もじさんぽ

絵本の読み聞かせと育児を楽しむ日記

我が家に突如建設された金字塔について

ふと、小学校の頃、表現運動という授業があったことを思い出した。

 

 

正直テーマは覚えていない。なにか凄く抽象的なテーマだったような気もするし、生活のある一時点を切り出したテーマだった気もする。

 

とにかく、小学生の僕は何かを人前で表現するのが恥ずかしく、そして恐れていて、ただただ「やりたくない」という思いだけが強く、その事だけが今もずっと残り続けている。

 

今思い返せば、大人のエゴだったのかなとも思う。子供の自由な発想という名の盾を持って、大いにデコレーションを施し、近隣の小学校の先生間で鑑賞し合うのである。

 

「うちの子達の方がたくさん表現できてる」

 

子供たちは大人に付き合って、あるいは傀儡となって踊る。

大人になり歪んだ視点で思い返してみればこの様である。

 

話を変えよう。富士山について。

 

今僕が住んでいる賃貸マンションからは、晴れた日には富士山が見える。

富士山とは不思議なもので、数多ある山の中で、「これが富士山だ」と直感でわかる。しかも100%当たっているのである。

特徴はやはり片側だけ特徴的に盛り上がっている形である。アシンメトリーな山形が、日本人の脳裏に焼かれ、遺伝レベルで認識可能な偶像と化したのである。

 

逆に高度なシンメトリーを様し、世界中の人々を虜にする人類史上最高の建造物がある。

 

そう、ピラミッドである。

 

死ぬまでに1度は訪れたい場所ランキングの上位ランカー。定番すぎて逆に旅行プランの優先度が下がるという事象も発生するという。

エジプトが日本から遠すぎるんだよ…

 

国の公共事業だったとか、なんとか様々な学説と建造理由がそこにはあり、全ては解明されていないため神秘性は深まるばかり。知的欲求の化物となった人々は魅了され、命を賭して真相を究明しようとしてきた。

 

何の話?

今、僕の目の前にそびえる建造物は、一見富士山にも見えるし、ピラミッドにも見える。

これが一体何なのか、僕はこの真相を究明すべきだろうか。

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以上、駄文失礼。

 

 

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