もじさんぽ

絵本の読み聞かせと育児を楽しむ日記

赤ちゃん言葉を積極的には使いたくない理由

 

みなさんのご家庭では赤ちゃん言葉を使っていますか?

幼児語というらしいですが、赤ちゃんが発音しやすい言葉ということらしいです。こちらのサイトにいろんな幼児語が載っています。

幼児語一覧表 - Motherese

 

この赤ちゃん言葉、使うか使わないかで賛否両論あるみたいです。今回はネットで少し調べてみたことと、我が家で結局使いたくないという結論になった話です。

 

赤ちゃん言葉を使う派の意見

赤ちゃん言葉は、赤ちゃんにとって発音しやすい言葉。赤ちゃん言葉を使ってコミュニケーションを取ってきた赤ちゃんの方が、語彙力の伸びが良いというアメリカの研究結果がある。

The Importance of Baby Talk - UConn Today

赤ちゃん言葉を使わない派の意見

赤ちゃん言葉は最終的には使わなくなる言葉。赤ちゃん言葉から普通の大人の使う言葉に矯正する際に、赤ちゃんは混乱してしまう。その結果、言語習得に遅れが出てしまう可能性がある。それであれば、最初から大人の使う正しい言葉を言わせるようにした方が良い。

 

結局どっち?

分かりません。赤ちゃん言葉を使うことによって、語彙力が伸びるという話がネット上にたくさん書いてあるのをみましたが、元をたどれば、上記にリンクを掲載したワシントン大学とコネチカット大学の共同研究の1事例しか出てきません。26人の赤ちゃんに対する観察結果が元になっており、1歳時と2歳時の2回しか観察していませんでした。

知りたいのは3、4、5歳以降にも有為な違いが出てくるかであって、正直1歳、2歳の時なんて赤ちゃん次第だろうし、個人差の範囲になってしまうんじゃないかと思います。

また、赤ちゃん言葉を使わないことによって、言語習得が早くなるという研究結果も探した限りでてきませんでした。

つまり、どっちも研究結果の情報が少な過ぎて、よくわからん

 

親の個人的な理由で「赤ちゃん言葉は使わない」方針にしたい

個人的な理由。それは、赤ちゃん言葉を使うのに抵抗感があるから。「あんよ」とか「まんま」とか、言葉として発するのに抵抗感があります。うちの親の世代が赤ちゃんに話しかける時、赤ちゃん言葉をふんだんに使っています。違和感があります。ちゃんと「あし」「ごはん」で使っていきたい。

ネットで調べた限りでは、赤ちゃんの聴覚自体はちゃんと聞き取る力があって、大人の言葉も聞き取れているようです。発音するのが難しいだけ。それであれば、練習していくうちに大人の難しい発音も喋れるようになるでしょ。

「あし」というのがうまく発音できなくて、「あち」になってしまっても全然構いません。

「そうだね。あしだね。」ってコミュニケーションをとっていけばいいんだと思います。

「ごはん」も「おあん」とかになってしまっても、それで通じます。赤ちゃんは親が使っている「ごはん」という言葉を聞き取れているはずだし、自分でも「ご」を発音しようとしているんだと思うんです。それでいいんです。

 

オノマトペは全く問題なし

オノマトペとは「さらさら」とか「トントン」とか擬音みたいなやつですね。これは普通の日本語なので使用することに全く抵抗感はありません。感情を表現するにも、状況を表現するにもオノマトペってすごく使いやすいですよね。オノマトペが赤ちゃんにとって発音しやすいのであれば、たくさん使ってあげたいですね。

 

大切なこと

大切なことは一つだけで、赤ちゃんにたくさん話しかけること。コミュニケーションをたくさん取ること。これですよね。いくら研究結果を信じて赤ちゃん言葉を使う、使わないを検討したところで、親がたくさん話しかけないとか、赤ちゃんが発した言葉に反応してあげないとかしていたら、一切意味がなくなりますよね。

結局、どれだけ赤ちゃんとお話をしたかで全てが決まるものだと思っています。

脳科学おばあちゃん 久保田カヨ子先生の1?3才頭のいい子を育てるのびのび育児

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