育児休業が父親に与える影響
先日、こちらの記事を読みました。
男性は自分で妊娠し、出産するということはできない。生理的にそれを体現する女性とは出発点から異なるのだから意識が低いというのはしょうがない面もある。だからこそ、育児に専念する期間(育専期間)を設けて、父親が「親」になるための期間が必要になる。
この考え方が、全ての父親にとっての共通理解となってほしいです。育児休業を父親が取得することでどのようなメリットが得られるのでしょうか。
まだ、僕自身は育児休業を取得していません。ですので、今は単なる妄想ということで。
子供が生まれて、休職したときにここに書いたことが本当だったか、もう一度書きたいと思います。
父親としての責任感が強くなる
一つ目として思い浮かぶのは、父親としての責任感がより強固になるというものです。もちろん父親の97%近くの人は育児休業を取得していないわけで、それでも父親の責任感を持っている人が多数でしょう。特に生後1ヶ月の間はママは寝る暇がなく、父親として早く家に帰り、家事をサポートしたくなるものだと思います。
でももし、育児休業を取得して、生後1ヶ月間の世話を自分もすることができたら、もう一歩踏み込んだ考え方ができるようになるんじゃないかと思います。
「自分が育てていかなくてはいけないんだ」ということを強く認識できるようになるんじゃないかと思うわけです。
家事の分担に積極性が生まれる
僕は、妻と家事を半々くらいで分けてやっていますし、家事をすることになんの抵抗もないので、いいのですが、育児休業中に家事分担の見直しができるかもしれません。男性には育児で出来ないことがどうしてもあります。じゃあ、それ以外の部分をサポートするためにはどうしたらいいかを考えると、必然的に家事をもっと多くやるべきだと思います。
会社での仕事をできるだけ早く終わらせるように仕事を効率化するようになる
育児休業を取得し、子育てに積極的になれるようになったら、仕事と育児の両立を図るために、早く仕事を終わらせたくなると思います。
特に子供は8時9時くらいには寝てしまいますので、それまでにコミュニケーションを取るためにはできるだけ定時を目指すことになります。
今までであれば、「ちょっと残業していこう」みたいなノリでやっていた残業も、なくなるかもしれません。
3%の男になろう
育児休業を取得できているのは、全体の3%以下です。しかもその大半が2週間以下という、もはや全然休業ではありません。できれば3ヶ月、最低でも1ヶ月くらいは取得したいものです。
1ヶ月で子供は劇的に成長します。その成長過程を間近で24時間触れることができる機会を逃しますか?
僕だけかもしれませんが、仕事の1ヶ月なんてあっという間に過ぎてしまって、あんまり成長した感覚のない月もあります。そんな1ヶ月を過ごすくらいであれば、育児に関わった方がよっぽど気づきがあるのではないでしょうか。
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