もじさんぽ

絵本の読み聞かせと育児を楽しむ日記

クリエイターとスペシャリストとマックジョブ

仕事の種類についての話。

お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方2015 知的人生設計のすすめ

お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方2015 知的人生設計のすすめ

こちらの本を読みました。お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方という本で、あの有名な「金持ち父さん、貧乏父さん」に似ています。如何にして「ダークサイド」つまり、社会に搾取される側に行かないかについて、もっと社会の「ルール」を知りましょうという内容です。

高校生の時に「金持ち父さん、貧乏父さん」を読んですごく感銘を受けたこともあり、この本についても非常に楽しく読めました。こういう考え方は、子供にもしっかり伝えていきたい。

本書の中で気になった部分があります。それは僕が子供に将来どういう生き方をして欲しいかということについて考えていたものと少し近い部分を感じたものです。

将来ロボットなどに取って代わってしまう仕事と、そうでない仕事をよく見て、自由に生きることのできる仕事について欲しいなという思いを持っています。自由を得ようとすると、学歴はほとんど関係がなくなって、以下にクリエイター、スペシャリスト、マックジョブという3つのカテゴリの中のクリエイターに行き着くことになると思います。

マックジョブ

本書を読んで初めて聞いた言葉でしたが、Wikipediaにも載っています。

マックジョブ(McJob)とは、低賃金・低スキル・重労働(長時間労働・過度の疲労を伴う労働)、マニュアルに沿うだけの単調で将来性のない仕事の総称。一般に、ファーストフード店などの創意工夫を必要としない機械的な動作を繰り返す業務を指す。「マック」はハンバーガーショップのマクドナルドにちなむ。(Wikipediaより)

つまり、誰でもマニュアルに従えばできる仕事で、いくらでも代替可能な仕事のことを指します。単純労働の世界は、それが需要が高くない限り、高給は望めません。

スペシャリスト

スペシャリストとは、文字通り、専門職のことです。医者、弁護士、会計士など、高度なスキルを使用して仕事をする職業のことです。高度なスキルを必要とするため、誰でもできるわけではなく、需要も高いので、高給取りになれる可能性があります。一方で、自分のスキルが資産であって、有限な時間の中で限られた量の価値しか生み出すことができません。

クリエイター

クリエイターは、自分で価値を生み出すことができる人のことを指します。スペシャリストとの違いについて本書でも述べられていますが、「拡張可能な仕事」がクリエイターで「拡張不可能な仕事」がスペシアリストということになります。

本書では、劇団員と映画俳優の違いについて述べていますが、例えばシェフと作曲家でも異なります。シェフは自分の料理のスキルを使って、目の前にいるお客さんへ価値を提供することができます。一方で、作曲家は、一度作曲してしまえば、それはラジオで放送されたり、テレビで紹介されたりして、CDあるいはiPodなどを通じて全世界の人に価値を提供することができます。それが売れる限り、作曲家は何もしなくてもお金を得ることができるようになります。

このように、一度作ってしまったものが、価値を生み出し続けるという仕事がクリエイターの仕事になります。

クリエイターになるには

今の時代、ITが発達しているので、インターネットで価値を提供するのが最も簡単な方法だと思います。Webサービスを提供するとかアプリを作るとか。逆にレッドオーシャンすぎて一切当たらないというリスクもあります。

子供には少なくとも、基本的なお金の話と、それぞれの職業の特徴については教えていきたいと思います。その中で、子供が自由に選んだ道で生きていってくれればいいと思います。