もじさんぽ

絵本の読み聞かせと育児を楽しむ日記

上司に育児休業について相談した結果・・・

先日、上司に育児休業の取得について相談をしました。半年間の育児休業を取得したいと相談しました。僕の勤めている会社は割と従業員も多く、昔ながらの考えを持った人が多い会社。

僕「子供との時間を大切にしたい。生まれてすぐのタイミングで妻と一緒に100%育児に関わってみたいです。」

上司「まずはじめに制度自体の話だけども、これは国で決められているし、取得自体は可能だよ。会社としても育児休業を取得することに公では応援しているし。でも、もっと偉い方の人になるとまだ固い考えを持っている人がいるので、印象は悪くなってしまうかもしれない。希望しない部署に飛ばされたり、あからさまに否定されるようなことは一切ないけれども、昇進のタイミングで能力的にも一緒の二人がいるとしたら、最後は印象が決め手になる。そういう細かい部分で線を引かれるかもしれないよ。その覚悟はできている?」

といった、形で諭されてしまいました。また、半年は印象が良くないから3ヶ月が限界じゃない?というようなことも言われました。

いい顔はされない

やっぱりいい顔はされないですよね。でも一体誰がいい顔をしないのかよくわかりません。僕の上司はすごく人が良く、なんでも相談できそうな雰囲気でいつも聞いてくれます。でも、この「いい顔をされない」というのは誰を想像してそう言っているのか。おそらくその誰かを聞き出して、その誰かに相談に行けば表向きは何も言われないんでしょうね。見えないところで良く思われないんですかね。

じゃあ、いい顔されないから何なのか。別にその人からの評価が下がって、昇進出来なくたって、別に全然気にしないのですが。その人だって、ずっと会社にいるわけじゃないし、10年も経ったら退職していますよね。そんな人の顔色を伺って自分の大切な時間を犠牲にしてそれで何になるのかという。

そもそもの価値観の違い

上司の助言はあくまでずっとこの会社にいることを前提に話をしています。印象が悪くなったら昇進しづらい。今後のキャリアに響く。(そもそもはっきりとそんなことしたら違法です。)

何十年もこの会社で働く上でのアドバイスをしてくれます。

でも、僕にとっては会社をもし居づらくなるのであれば転職すればいいし、そもそもこの会社で定年まで働こうという気持ちがない。そもそも10年後のこの業界の未来なんて暗くてしょうがないと思っているので、早めに別のスキル身につけて逃げれる準備しなくちゃいけないなとさえ考えています。

そんな感じで、全く価値観が異なるので、せっかく頂いたアドバイスも全く身になりません。会社として、国で定められた制度を取らせてくれれば、他の人がどんないちゃもんつけようが気にしません。機能していない制度は廃止して欲しいし、僕がとることで、後に続く人が取りやすくなるのであればそれこそ大成功。

育児休業の取得したい期間に論理的な説明は難しい

なぜ半年なのかと聞かれると、それは難しいなと思います。妻の体調が不安とか、親の援助が受けづらいとかそういう外的要因がある場合もありますが、そういう場合であっても、根性論で大抵なんとかなるだろといわれます。特に子供を持っている方からすると、育児休業を取らずにやってきた経験があるので、夫婦二人で揃って休む必要あるの?という雰囲気です。

なので、外的要因もめちゃくちゃ厳しい状況じゃないと理解されない。まして、内的要因、つまり、「子育てに深く関わりたい」とか言ったとしても「仕事より大事なの?」みたいな顔をされます。

ええ、仕事よりも大事ですとも。家庭と仕事どっちを取る?なんて聞いてくる会社からは速攻でおさらばしたい気分になります。

日本のこの空気感(うちの会社だけかもしれませんが)なんとかなってもらえませんかね。周りの目を気にしろというような雰囲気。自分の人生なんだから自分で責任を持てと言いたい。他人の目を見て何かを決定することのどこに責任があるのかと問いたい。

育児休業を終えてからも成果を出す自信がある

半年間、僕がいなかった時に成り立たないチームは会社として終わっています。会社は人依存になるべきではなく、僕はちゃんと引継ぎをして、上司は残った人が仕事をできるようにする。それが上司のタスクであって、育児休業を取らせないようにすることがタスクではありません。

それに、育児休業中だって、勉強できることあるわけで、会社で必要な知識を空いた時間で勉強できるかもしれません。あるいは育児に関わったことで得られた経験を、仕事に活かすことができるのであれば、むしろこの半年間は非常に自分の成長につながりますので、結果として、育児休業を取得した方が良い結果になるのであれば、双方にメリットがあるはずです。

会社にもメリットがあることを説明する

取ると決めた以上、周りから一定数の嫌な顔をされることは重々承知しています。でも長期的に見て、チームにとっても考えるきっかけになるし、自分の成長にもつながるし、何より赤ちゃんと一緒に24時間過ごす時間が得られるし、いいことは絶対あるはずです、それをしっかり上司あるいは、その上のレベルの人に説明していく必要があります。大事なのはこちらから出来るだけ理解が得られるような説明をして、そしてそれを行動で示すこと。復帰後に結果を残すこと。これを大切にすればいいと思います。

それでも理解が得られず、成果も出せないまま(これは自分が悪い)、嫌な雰囲気で今後過ごすことになるのであれば、会社が合っていなかったので、別の会社に行くことを検討しようと思います。