海外での読み聞かせの方法は日本と違う?
読み聞かせの方法について調べていると、どうやら海外と日本で推奨されている読み方が少し異なるようです。日本で推奨されているのは、以下のような内容が多いです。
参考:効果的な絵本読み聞かせのポイント~子どもの心を豊かにするために~
(読み聞かせ10のポイントから引用しました。)
- 子どもの想像力を邪魔しないようオーバーな表現は抑える
- アドリブは入れないようにしよう!
- 質問などで話を中断するのはNG!
- 時間が足りない…文章をカットするなどはNG!
- 動きをつけたくても絵本は動かさない!
- 無意識の早口に注意!
- 読み終わった後に感想を聞かない
いろんなサイトを探しても、このように説明していることが多く、特に「感情は込めすぎない」「途中で中断しない」などはどのサイトでも書かれています。
一方で海外のサイトで「story reading」「story aloud」などで調べてみると、違ったことが書かれています。
参考:Reading and storytelling with babies and children
- Turn off the TV or radio, and find a quiet place to read so your child can hear your voice. (テレビやラジオを消して、静かな場所を探しましょう。そうすると子供はあなたの声を聞けます。)
- Hold your child close or on your knee while you read, so she can see your face and the book. (子供の近くに寄る、あるいは膝に抱えて読んであげましょう。そうすれば子供はあなたと本を見ることができます)
- Try out funny noises and sounds – play and have fun! (面白い効果音をつけてあげましょう。楽しく&遊ぶように!)
- Involve your child by encouraging talk about the pictures, and by repeating familiar words and phrases. (絵本の絵について話すように促したり、フレーズを繰り返したりして、参加させるようにしましょう)
カッコ内は勝手な意訳です。静かな場所で読んであげるだったり子供と触れ合って読むのは日本と同じですが、違うのは子供を楽しませる工夫をしたり、問いかけたりしましょうと勧めている点です。
また別のサイトを見てみると・・・
参考:Examples of how to read with your child
読み聞かせの例を載せています。
こちらの動画では、子供に問いかけ、臨場感を演出し、iPadを子供にめくらせるなど、常に参加させています。でもこういう読み方もなんかいいですよね。見てみて和みます。子供も楽しそうですね。
海外の読み聞かせのやり方を見ると、子供に考えさせて、それを発言させる訓練を幼い頃からさせているのかなと思いました。
また、海外の人って、結構感情を込めて日本人から見たらオーバーリアクションで話すことがありますが、そういった話し方も子供のうちから教え込まれているからなのかなとも思います。
読み聞かせのやり方は、その家庭それぞれでいいのかなとも思いました。大事なことは子供が本好きになってもらうことと、子供とコミュニケーションをしっかりとることだと思います。
読み聞かせはこうあるべきという考えは捨てて、いろんな読み方を試してみて、子供が一番楽しそうにしていればそれでいいのかもしれませんね。