もじさんぽ

絵本の読み聞かせと育児を楽しむ日記

早くから塾に入れると子供は他人と自分を比べるようになる?

人と比べて自分が劣っていると感じながら生きることってツライですよね。どうしても人と比べてしまう、他の人がどうしているのかが常に気になる。そう言った強迫観念を持っている人はたくさんいます。

さらにひどくなると、「他の人が幸せでいることが許せない」あるいは逆に「人の不幸が蜜の味」という歪んだ感情を持つようになります。

そんな人と比べまくって生きるような人にはなって欲しくないなと子供に願っています。

人と比べても、自分が何か変わるわけではないです。もちろん、自分と相手を比較して、自分を客観視できるようになることは重要だと思います。スポーツやゲーム、もちろん現実社会でもそうですが、常に競争があって、誰かと比べないと成り立たないというのもわかります。でもそこで視点を間違えて欲しくない。

誰かと比べるのは自分の立ち位置を整理するためです。立ち位置を整理して、自分として目指すゴールをもう一度確認して、またそこに向かって歩き始める。自分の思考は常に自分中心に回っているはずで、自分の思うままに行動すればいいはずです。やりたいことが出来ているかや、達成できたかできてないかは過去の自分の立ち位置と比較するべきであって、他人と直接比較する必要はありません。比較相手、あるいはライバルは常に自分であるべきです。

近年では、小学校に入る前から塾に通って、競争社会を経験する子供が増えています。だれだれちゃんはこれだけ出来ているのに、自分は出来ていない。子供自身がそう思ってしまうこともあるでしょうし、親が口に出して比較してしまうこともあるでしょう。そうすると、幼いうちから比較相手が常に他人になってしまいます。

親として大切なことは、誰と比較しなくちゃいけないかをちゃんと理解させることじゃないかと思います。つまり、過去の自分と比較しろと。昨日の自分より1%成長できていたら、1年、2年、3年と継続することでとてつもない成長に繋がります。昨日より何ができるようになったのかを一緒に考えて、それが凄いことだと毎回伝えていくことで、子供は自分の中でモチベーションを作って、他人と比べることなく勝手に成長していくようになるんじゃないかなと思います。

学習塾に入れるにしても、子供へのほめ方というのは非常に重要だと思います。親が他の子供と比較して褒めたら、他人と比較するようになってしまうかもしれません。

もちろん、親が見ていないところで、あらゆる場面で比較されて生きていきます。その過程でどうしても他人と比較せざるをえない状況もあるでしょう。それでも、親だけは他人と比較することなく、一人の人間の成長を褒めてあげることが必要なんじゃないかと思います。

と、ネットの記事をちょっと見て感じたので書いてみました。