将来年金をいくらもらえるのかざっくり試算してみた
年金問題について自分なりに調べてみました。
自営業の場合、年金を期待できるのは国民年金のみですね。こちらの記事では自営業を65歳で辞めた後、月額でもらえる金額が、
ということで、ほぼ倍の金額を何もしていない人(出来なかったかもしれない)が受け取ることができるらしいです。
自分じゃあ実際、自分ならいくら払っていくらもらえそうなのか、簡単にシミュレーションしてみました。
年金として払う金額
会社に勤めていますので、現在は国民年金と厚生年金を払っています。年収は約600万円。額面月35万ほどです。
こちらの年金シミュレーターにて計算してみたところ、厚生年金の支払額は
年間50万円を支払っている計算になります。
そして国民年金はというと、こちらは年収によらず、全員同じ額で月額16260円ですので、
約20万円!
つまり、年間で国民年金と厚生年金をあわせて合計約70万円を支払っている計算になりました。
じゃあ仮に自分の年収が全く変わらないとして(すごくざっくり)、生涯、会社員を続けた場合に合計いくら支払うのかと言いますと、大卒から65歳までこれまたざっくりちょうど40年としますと、2800万円!!となります。これだけで家一軒立ってしまうんですね。
いくらもらえるのか
国民年金は、支払っている額が全員一緒なので、もらえる額も基本的には一緒のはずです。2016年で考えると40年ちゃんと支払った人は、65歳から年間約80万円をもらえるそうです。
一方で厚生年金は、年収によって支払っていた額が異なっていたので、年収によってもらえる額が異なります。平均年収600万円くらいでざっくり計算式によりますと、年間で約200万円だそうです。つまり、僕一人で年間で280万円もらえるということになります。
妻が専業主婦だとして、国民年金年間80万円をプラスして世帯で350万円程度にはなりますね。月額で20万円弱の計算になります。
その時点で家を保有していて、ローンも完済していれば、全く問題なく生きていけると思います。
元を取るには?
自分だけで考えます。2800万円支払って、年間280万円をもらえる場合、年金をもらい始めてから10年後の75歳で元が取れる計算になります。それまでに死んでしまったら元は取れません。
不確定要素
そう、高齢化による、財源の縮小です。これはもはや不確定要素ではなくて、変えられない未来と言ってもいいかもしれません。しかもその頃には僕も立派な高齢者です。
2015年時点の高齢化率=人口に占める65歳以上の割合は26.7%であり、世界ダントツ一位です。僕が高齢者の仲間入りを果たす2060年の高齢化率はなんと約40%です。いくら若者がいくら年金を払ったところで絶対に今の試算にあるような80万円という数字はもらえないと感じます。
年金制度は事実上破綻しています。先ほどの世帯で350万円というのも結局机上の資産であって、もらえる可能性は極めて低いと思います。
その時日本はどうなるのか
一体、どういう未来になってしまうのでしょうか。僕にはさっぱりわかりませんが、一番生きるのが難しいのは僕の子世代、そして孫世代になります。今のうちに何ができるのかよくよく考えておきたいものです。